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現地情報

(1)田ノ浦現地情報(20104月〜)

=現地行動参加者からの報告=

 4/5

 仮桟橋に進入防止柵を設置させてくれと請負業者(西元総業)ら20人が来る。祝島漁民の生活の場である海の埋め立てに繋がる作業は認められないと資材搬入を拒否。中電上関原発準備事務所の松陰副所長も来たが拒否。

 4/6

 中電の依頼を受けた原発建設推進派の上関商工事業組合の理事ら7名が説得に来たが同じく拒否。

 4/15

 警備員、作業員、中電社員ら合計約120人の大動員圧力で作業をさせてくれとやって来たが、祝島のおばちゃんたちを中心に団結して断固拒否。

 4/16

 同じく約120人でやって来たが断固拒否。

 4/26

 中電社員ほか40名が来る。仮桟橋関連作業はなかったが、監視小屋に通じる里道の変更用防護ネットを勝手に設置し始めたので、松陰副所長に抗議し、中止させる。その間、西元総業の社長が作業をしようと祝島のおばちゃんたちの説得をしたが、もちろん拒否。意外にも昼前に作業中止を宣言して帰った。

 4/28

 午前中は雨と風と大潮で大変だったが、来ると言った業者は午後になっても来なかった。

 4/29

 中電社員3名を先頭に、連休前の現場総チェック。午後には西元総業の社長が主な作業機材を持ち帰った。

 5/2

 田ノ浦は晴天で海も穏やか。3学会シンポ(光市)参加者の現地視察ツアーに同行し、田ノ浦沖のブイ(灯浮標)付近でスナメリが海上ジャンプするのに何度も遭遇、幸運だ! 工事の動きはなし。

5/11

 中電が漁船4艘(3艘は護衛用)で現れ、環境調査名目で、埋立て予定地内数ヶ所で海底土壌サンプルを採取する。

 5/12

 中電環境テクノスが4名の調査会社(東京久栄)の人間を連れてきて、岩場の浜で環境調査(測量)をしたいと言って来たが断る。13日も来たが再度断る。

 5/16

 上関町の推進派6団体が決起集会を開催し、約30人が田ノ浦に来て決議文を読み上げ看板を設置して帰った。

 5/18

 中電社員2名が中電環境テクノス1人と東京久栄4人を伴って環境調査をさせてくれとまたやって来た。雨や風が強い中、30分以上問答し、追い返した。いろいろな資材搬入をするなど動きが活発化している。

 

http://kamigen.o.oo7.jp/DSCN19871.jpg
 仮桟橋横で座り込み(4/15

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作業できず張り紙取り付け(4/16

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静けさを取り戻した浜(5/13

http://kamigen.o.oo7.jp/DSCN2016.jpg環境調査に来る(5/18

 

 5/31

 原子力安全・保安院などからの13名が田ノ浦の現地調査に2時頃来ました。試掘坑(約1時間)などをチェックし、私たちの抗議で集まった姿を意識してか、そそくさと帰っていきました。祝島の方を中心とした上関町民ほか約80名が結集し、4ヶ所に分散配置して抗議の意思表示をしました。

 6/1

 9時過ぎに、推進派の上関町商工業組合員や西元総業ら約40名が陸と海からやってきて、工事の妨害をしないようにとの警告板を強行設置しに来ました。私たちは祝島からのおばちゃんたち10名を中心にできるだけ抵抗行動をしましたが、警告板や先日の稚拙なプラカードを設置して帰りました。現場にマスコミはおらず、警察が見守っていましたが、例の札付き男が若いカヤッカーを強引に押し倒そうとした際には、その男を警察官が取り押さえる場面もありました。さらには抗議する祝島のおばちゃん1名(80歳)が業者に足で蹴られる事態も発生しました。

 6/3

 推進派約50名が私たちの監視用テント等の撤去目的でまたやってきました。しかし、祝島のおばちゃんたちによる“口撃”で応酬され、最後には「今度は300人で撤去に来るぞ」と脅しの捨て台詞をはいて、何もせず帰りました。推進派は陸と海(12艘)の両方から集まり、1日同様に上関商工業協同組合が主催?者。今回は警察(山口県警)が約40名。海上保安庁は、海上から23艘、陸上担当が10名弱。1日の強引なやり方を知っている警察も海上保安庁も大量動員。また、マスコミも来ていた。私たちは祝島から約20名、カヤッカー約10名でお出迎えしました。

 

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試掘坑から出てくる青ヘルメットの原子力安全・保安院関係者
                (5/31

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警察やマスコミ監視の下で浜から説得?する推進派(6/3

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中電敷地内に設置された看板
7/23

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民主党議員団に対する意思表示行動(8/1

 

6/287/2

中電が取水口沖の流失したブイの再設置を試みる。祝島の漁船やカヤックが抗議行動をとり、にらみ合いが続き再設置できず。今回は経済産業省も船を出し、終日見守っている。漁船には泊り込んで監視続行。

 7/3

 祝島島民の会は抗議行動中止の苦渋の判断をする。中電がブイを再設置する。

 

 7/12

 大雨による調整池周辺の浸水による汚濁水浄化装置を海に設置しようとするが信用できないので拒否。

 7/22

 埋立区域内への立入に対する警告板を海岸沿いの中電敷地内に立て始める。

 7/27

海岸部分への警告板設置を強行するが抗議行動で中断。 

 8/1

民主党議員団(中国地方の推進派)が 視察に来るが、祝島住民約100名などが建設反対の意思表示行動を海と陸で行う。

 

 8/2

 仮桟橋に新しい警告板を強行に設置しようとするが抗議でできず。

 8/10

 浜への警告板設置を強行するが猛抗議し、中止させる。

 

 8/19

 中電が祝島島民の会及び祝島島民7名(女性3名を含む)、シーカヤッカー5名に対し海岸での妨害禁止を求める仮処分申請を山口地裁に申請。

 9/1

 中電が早朝の暗い時間から、仮桟橋に侵入防止柵を強行設置する。

 9/6

 中電が警備員を20名以上動員し、浜への3枚目の警告板を強行設置。また、井森工業が浜での測量を強行したので抗議し途中で断念させる。

 9/9

 8時頃、中電がこっそり周防大島から工事用台船2隻他を出航させる。祝島の漁船2隻が追尾し強硬に抗議し、田ノ浦でも漁船15隻で待機。結局夜半に中電があきらめて引き返す。

 

 9/13

 中電から漁業関係団体へ「上関原発海上工事のお知らせ」という告知文が届く。期間は9/133/31、原則として日の出から日没まで、その他作業内容を記載。

 9/28

 社民党の福島みずほ党首、重野幹事長他の一行が田ノ浦沖から私たちを激励。

10/6 

 中電上関原発準備事務所の岩畔(いわぐろ)所長が浜に現れ、島民の会宛の「妨害中止を求める申し入れ書」を持参するが受け取りを拒否。

 10/13

 中電が敷地内の沈殿池から大量の泡を海に排出。私たちが発見し、排水の中止措置を求めるが無視されたので私たちが土嚢で応急措置。使用禁止の一般台所洗剤を使用したと後で弁明。ずさんで無責任な対応に警察もあきれ、現場検証に入る。

 10/15

 中電の作業台船3隻が別方向から田ノ浦湾を目指して現れる。30隻の漁船で食い止め、2隻は4キロと18キロ先で立ち往生。しかし、残りの1隻が立ち往生の挙句、隙をついて放水口予定海域に入る。田ノ浦湾には中電社員の乗ったボートが私たちの作ったイカダを壊そうとしたが、メンバーが海に入るなどして阻止。

 10/19

 18キロ先で立ち往生中の大型台船がこっそり移動を始めたが、浅瀬に乗り上げ座礁し、修理のため母港へ引き返す。

 10/24

 4キロ先で漁船による24時間監視下で立ち往生中の台船も町外へ引き上げる。

 10/25

 最後に残った台船も去る。

 11/9

 台風並みの強風で大波となり、残念ながら監視テントに浸水し、イカダが大破。一方、仮桟橋の保護柵も前面が大破し、土台が傾くなどの被害。

 11/14

 中電が、沈殿池から黄色く濁った水を流す。

 11/16

 作業台船2(クレーン台船と岩石を乗せた資材運搬船)が田ノ浦に向けて現れる。漁船10隻で抗議に向かい、クレーン台船を追い返した。資材運搬船は1キロ先で漁船に囲まれ立ち往生、以後漁船により24時間監視下に。

 11/18

 上関町の原発推進派団体のメンバーが現れ、町外からの抗議行動参加者を対象にした「妨害活動中止の申し入れ」文書を渡しに来る。

 11/26

 早朝に資材運搬船が去る。

 

 12/6

 遺跡跡の埋立作業に使用した作業重機の移動に抗議して町道で座り込み実施。

 12/10

 作業台船3隻(クレーン台船、石を積んだ台船、砂を積んだ台船)が田ノ浦に向けて現れる。祝島漁船団十数隻で抗議に行き、3隻を追い返す。

12/13

クレーン台船(ブイ交換目的)が現れるが漁船団に追い返され、田名埠頭沖に停泊。

12/26

クレーン台船が田名埠頭から下松へ引き上げる。

 

2011

 

 1/6

 追加調査目的で試掘坑で発破作業を開始。告知看板設置時に説明を求めるが無視される。

 1/11

 クレーン台船(ブイ交換目的)の光洋号が取水口付近に現れるが漁船団が追い返す。

 1/13

 光洋号がまた排水口付近に現れるが漁船団が追い返す。陸で夜間発破作業用の照明開始。

 1/14

 光洋号がまた排水口付近に現れるが漁船団が追い返す。

 

 1/17 24

 光洋号が取水口付近等に現れるが漁船団が追い返す。連続8日間。

1/20

 広島に居た砂台船の第18管洋丸が田名埠頭沖に停泊開始。

  1/2728

 光洋号が取水口付近に現れるが漁船団が追い返す。

 2/

 クレーン台船2隻(光洋号、栄福丸)が現れるが、祝島漁船団が追い返す。

 2/2

台船が現れ、同じく祝島漁船団が追い返す。しかし、中電社員からの偽情報(祝島漁民が包丁を振り回している)に基づき海上保安庁が抗議行動中の漁民を5時間近く事情聴取。

 2/3

 霧が深いにもかかわらず2隻の台船が現れ、祝島漁船団が追い返す。

 2/410

 連日2隻の台船が午前中に現れ、13時までに祝島漁船団が追い返す。

 2/21

 中電が未明より埋立て予定海岸で作業員・警備員ら約600人を動員し、鉄パイプの柵設置工事を強行。浜の海上では漁船等の出入り封じを兼ねた汚濁防止フェンス設置を強行。海域では作業台船など32隻を動員し、放水口予定地で海への岩石投入を開始。それに対し、湾では祝島漁船約20隻が入り口をブロック。岩石投入にも少数精鋭の漁船が徹底抗議。海岸では祝島住民を中心に100人以上で体を張って徹底抗議。なお、山口地裁が、同日島民の会と島民ら12人に対し海岸での工事妨害禁止を求めた中電の仮処分申請を認める決定を出す。

2/22 

 中電が海岸に作業員・警備員ら約600人を動員し、柵の設置継続を強行するが、私たちは体を張って徹底抗議。私たちが設置していたメッセージ布の一部を中電が強引に撤去し、持ち去る。海域では、取水口付近で2基の灯浮標を交換。放水口付近で岩石投入を強行したが、その他は抗議により作業させず。なお、21日付で中電が祝島住民に対して作業船の航行妨害を禁じる仮処分を山口地裁に申請。

 2/23

 中電が作業員・警備員ら約600人を動員し、工事続行を強行。柵の設置作業の抗議中に祝島の女性(69)が警備員の下敷きとなり胸部打撲などで病院に緊急搬送され入院。支援の男性1人も腰などに治療2週間を要する打撲を受け、病院へ搬送される。その際、責任を追及する私たちに対し、中電社員は責任者である山下副所長を先頭にプレハブに逃げ込み沈黙。その後、作業は中断。

 2/24

 中電が作業員約400人を動員し、作業台船12隻で作業。しかし、海岸での作業を一時休止(23日にけが人が出たのが理由だろう)。さらには、何を思ったか中電社員が作業員・警備員と共に海岸でゴミ拾いを行う。放水口付近では2隻が岩石投入。残りは祝島漁船が抗議し中止させる。

2/25 

 中電は作業員約400人、作業台船3隻、交渉船8隻を動員するが陸と海での抗議行動で作業は進まず。

 2/2628

 海岸での中電社員・警備員による見回り業務は継続中であるが、柵設置作業はなし。調査のための発破作業は継続中。

 3/1

 取水口付近で漁船の連日の徹夜抗議にもかかわらず居座っていた台船2隻が撤退する。これで、田ノ浦付近から全ての台船が撤退したことになる。なお、中電は1日付で島民の会と島民ら12人に対し、海岸で工事妨害した場合、1936万円の支払いを求める間接強制の申し立てを山口地裁に起こす。

3/210

 海岸での中電社員・警備員による見回り業務は継続中であるが、柵設置作業はなし。地質調査のための発破作業は継続中

 3/11

 東北大地震による津波注意報を受け、浜を整備し避難するが、大きな津波は来ず。

 3/14

取水口側で海岸の岩を砕く作業を開始。海側から強硬に抗議し中止させる 

3/15 

 中電が、山口県知事の要請を受け、海面埋立てなどの準備工事の一時中断を発表。理由は「原発事故の推移を見極めた上で、住民への説明を最優先に取り組むため」とし、調査のための発破作業は継続すると明言

3/25 

 山口地裁は25日付で、島民の会と島民ら12人に対し海岸で工事妨害した場合、170万円の支払いを命じる間接強制を決定。

 3/29

 相変わらず継続されている追加調査目的の発破作業中止を求め町道で座り込み抗議を行う。膠着状態が続いた後、中電は、今日は帰ると宣言したが、夜にこっそり作業を行う。

 4月〜6

 地質調査のための発破作業は継続。

9

炉心の下に位置する岩盤の強度を調べる地質調査のみ行われている。
 

 20121

 特に大きな工事はなく、現状維持的保守作業をしているだけで、ガードマンが巡回するのみ。

 8

 敷地内の保守作業を時々しており、通常はガードマンが巡回するのみ。

 


 http://kamigen.o.oo7.jp/CIMG1094.jpg田ノ浦の現状(2012721日撮影)

 10月  中電が埋め立て免許延長申請を山口県に申請。山口県知事は「不許可」を明言。
 2013年
3月
 山口県知事が、埋立免許延長判断の1年先送りを表明。
 8月 山口県漁協が、祝島で漁業補償金の配分案採決集会を予定したが、反対派の抗議で開催できず。
 8月 反対派住民など45人が山口県知事に対し免許判断先送りによる損害賠償を提訴。 
 2014年  3月  山口県漁協が、祝島で漁業補償金の配分協議集会を予定したが、反対派の抗議でまた再開できず。
  5月  村岡山口県知事が、埋立免許判断を再度1年先送りを表明する。
 9月 祝島の反対派島民による 「原発反対島民デモ」が1200回を迎える。
   
   
   


(2)マスメディア情報

山口新聞(http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/
中国新聞http://www.chugoku-np.co.jp/
朝日新聞(http://www.asahi.com/
毎日新聞(http://mainichi.jp/)
読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/
NHK山口http://www.nhk.or.jp/yamaguchi/l)
TYSテレビ山口http://www.tys.co.jp/
KRY山口放送http://kry.co.jp/
YAB山口朝日http://www.yab.co.jp/

(3)関連サイト紹介

上関原発関連の主なサイトです。ご活用ください。

虹のカヤック隊
(田ノ浦現地で毎日監視活動をしているカヤック隊からの現地レポート))
hakunamatataTJさんのチャンネル 
youtube映像による現地からの動画決定版byTJさん)
ストップ!上関原発!
(上関原発に関する総合的情報が掲載されているので便利)
祝島島民の会
(反対運動の中心的住民団体のHP)
長島の自然を守る会 スナメリ通信
(自然保護の立場から反対運動に関わる団体のHP
UrauraNews
(祝島・上関原発関連の幅広い情報)
RadioActive
(田ノ浦現地での埋立て工事を止めるための活動中心の報告)
No Nukes Relay
(原発から瀬戸内海を守るための緩やかなネットワークで繋がったイベント活動
祝島市場
(祝島で採れた農産物や海産物を販売するためのHP)