4/5
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仮桟橋に進入防止柵を設置させてくれと請負業者(西元総業)ら20人が来る。祝島漁民の生活の場である海の埋め立てに繋がる作業は認められないと資材搬入を拒否。中電上関原発準備事務所の松陰副所長も来たが拒否。
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4/6
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中電の依頼を受けた原発建設推進派の上関商工事業組合の理事ら7名が説得に来たが同じく拒否。
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4/15
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警備員、作業員、中電社員ら合計約120人の大動員圧力で作業をさせてくれとやって来たが、祝島のおばちゃんたちを中心に団結して断固拒否。
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4/16
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同じく約120人でやって来たが断固拒否。
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4/26
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中電社員ほか40名が来る。仮桟橋関連作業はなかったが、監視小屋に通じる里道の変更用防護ネットを勝手に設置し始めたので、松陰副所長に抗議し、中止させる。その間、西元総業の社長が作業をしようと祝島のおばちゃんたちの説得をしたが、もちろん拒否。意外にも昼前に作業中止を宣言して帰った。
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4/28
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午前中は雨と風と大潮で大変だったが、来ると言った業者は午後になっても来なかった。
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4/29
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中電社員3名を先頭に、連休前の現場総チェック。午後には西元総業の社長が主な作業機材を持ち帰った。
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5/2
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田ノ浦は晴天で海も穏やか。3学会シンポ(光市)参加者の現地視察ツアーに同行し、田ノ浦沖のブイ(灯浮標)付近でスナメリが海上ジャンプするのに何度も遭遇、幸運だ! 工事の動きはなし。
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5/11
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中電が漁船4艘(3艘は護衛用)で現れ、環境調査名目で、埋立て予定地内数ヶ所で海底土壌サンプルを採取する。
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5/12
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中電環境テクノスが4名の調査会社(東京久栄)の人間を連れてきて、岩場の浜で環境調査(測量)をしたいと言って来たが断る。13日も来たが再度断る。
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5/16
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上関町の推進派6団体が決起集会を開催し、約30人が田ノ浦に来て決議文を読み上げ看板を設置して帰った。
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5/18
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中電社員2名が中電環境テクノス1人と東京久栄4人を伴って環境調査をさせてくれとまたやって来た。雨や風が強い中、30分以上問答し、追い返した。いろいろな資材搬入をするなど動きが活発化している。
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9/13
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中電から漁業関係団体へ「上関原発海上工事のお知らせ」という告知文が届く。期間は9/13〜3/31、原則として日の出から日没まで、その他作業内容を記載。
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9/28
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社民党の福島みずほ党首、重野幹事長他の一行が田ノ浦沖から私たちを激励。
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10/6
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中電上関原発準備事務所の岩畔(いわぐろ)所長が浜に現れ、島民の会宛の「妨害中止を求める申し入れ書」を持参するが受け取りを拒否。
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10/13
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中電が敷地内の沈殿池から大量の泡を海に排出。私たちが発見し、排水の中止措置を求めるが無視されたので私たちが土嚢で応急措置。使用禁止の一般台所洗剤を使用したと後で弁明。ずさんで無責任な対応に警察もあきれ、現場検証に入る。
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10/15
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中電の作業台船3隻が別方向から田ノ浦湾を目指して現れる。30隻の漁船で食い止め、2隻は4キロと18キロ先で立ち往生。しかし、残りの1隻が立ち往生の挙句、隙をついて放水口予定海域に入る。田ノ浦湾には中電社員の乗ったボートが私たちの作ったイカダを壊そうとしたが、メンバーが海に入るなどして阻止。
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10/19
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18キロ先で立ち往生中の大型台船がこっそり移動を始めたが、浅瀬に乗り上げ座礁し、修理のため母港へ引き返す。
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10/24
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4キロ先で漁船による24時間監視下で立ち往生中の台船も町外へ引き上げる。
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10/25
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最後に残った台船も去る。
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11/9
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台風並みの強風で大波となり、残念ながら監視テントに浸水し、イカダが大破。一方、仮桟橋の保護柵も前面が大破し、土台が傾くなどの被害。
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11/14
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中電が、沈殿池から黄色く濁った水を流す。
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11/16
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作業台船2隻(クレーン台船と岩石を乗せた資材運搬船)が田ノ浦に向けて現れる。漁船10隻で抗議に向かい、クレーン台船を追い返した。資材運搬船は1キロ先で漁船に囲まれ立ち往生、以後漁船により24時間監視下に。
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11/18
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上関町の原発推進派団体のメンバーが現れ、町外からの抗議行動参加者を対象にした「妨害活動中止の申し入れ」文書を渡しに来る。
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11/26
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早朝に資材運搬船が去る。
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1/17 〜24
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光洋号が取水口付近等に現れるが漁船団が追い返す。連続8日間。
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1/20
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広島に居た砂台船の第18管洋丸が田名埠頭沖に停泊開始。
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1/27〜28
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光洋号が取水口付近に現れるが漁船団が追い返す。
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2/1
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クレーン台船2隻(光洋号、栄福丸)が現れるが、祝島漁船団が追い返す。
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2/2
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台船が現れ、同じく祝島漁船団が追い返す。しかし、中電社員からの偽情報(祝島漁民が包丁を振り回している)に基づき海上保安庁が抗議行動中の漁民を5時間近く事情聴取。
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2/3
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霧が深いにもかかわらず2隻の台船が現れ、祝島漁船団が追い返す。
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2/4〜10
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連日2隻の台船が午前中に現れ、13時までに祝島漁船団が追い返す。
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2/21
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中電が未明より埋立て予定海岸で作業員・警備員ら約600人を動員し、鉄パイプの柵設置工事を強行。浜の海上では漁船等の出入り封じを兼ねた汚濁防止フェンス設置を強行。海域では作業台船など32隻を動員し、放水口予定地で海への岩石投入を開始。それに対し、湾では祝島漁船約20隻が入り口をブロック。岩石投入にも少数精鋭の漁船が徹底抗議。海岸では祝島住民を中心に100人以上で体を張って徹底抗議。なお、山口地裁が、同日島民の会と島民ら12人に対し海岸での工事妨害禁止を求めた中電の仮処分申請を認める決定を出す。
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2/22
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中電が海岸に作業員・警備員ら約600人を動員し、柵の設置継続を強行するが、私たちは体を張って徹底抗議。私たちが設置していたメッセージ布の一部を中電が強引に撤去し、持ち去る。海域では、取水口付近で2基の灯浮標を交換。放水口付近で岩石投入を強行したが、その他は抗議により作業させず。なお、21日付で中電が祝島住民に対して作業船の航行妨害を禁じる仮処分を山口地裁に申請。
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2/23
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中電が作業員・警備員ら約600人を動員し、工事続行を強行。柵の設置作業の抗議中に祝島の女性(69)が警備員の下敷きとなり胸部打撲などで病院に緊急搬送され入院。支援の男性1人も腰などに治療2週間を要する打撲を受け、病院へ搬送される。その際、責任を追及する私たちに対し、中電社員は責任者である山下副所長を先頭にプレハブに逃げ込み沈黙。その後、作業は中断。
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2/24
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中電が作業員約400人を動員し、作業台船12隻で作業。しかし、海岸での作業を一時休止(23日にけが人が出たのが理由だろう)。さらには、何を思ったか中電社員が作業員・警備員と共に海岸でゴミ拾いを行う。放水口付近では2隻が岩石投入。残りは祝島漁船が抗議し中止させる。
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2/25
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中電は作業員約400人、作業台船3隻、交渉船8隻を動員するが陸と海での抗議行動で作業は進まず。
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2/26〜28
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海岸での中電社員・警備員による見回り業務は継続中であるが、柵設置作業はなし。調査のための発破作業は継続中。
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3/1
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取水口付近で漁船の連日の徹夜抗議にもかかわらず居座っていた台船2隻が撤退する。これで、田ノ浦付近から全ての台船が撤退したことになる。なお、中電は1日付で島民の会と島民ら12人に対し、海岸で工事妨害した場合、1日936万円の支払いを求める間接強制の申し立てを山口地裁に起こす。
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3/2〜10
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海岸での中電社員・警備員による見回り業務は継続中であるが、柵設置作業はなし。地質調査のための発破作業は継続中。
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3/11
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東北大地震による津波注意報を受け、浜を整備し避難するが、大きな津波は来ず。
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3/14
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取水口側で海岸の岩を砕く作業を開始。海側から強硬に抗議し中止させる 。
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3/15
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中電が、山口県知事の要請を受け、海面埋立てなどの準備工事の一時中断を発表。理由は「原発事故の推移を見極めた上で、住民への説明を最優先に取り組むため」とし、調査のための発破作業は継続すると明言。
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3/25
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山口地裁は25日付で、島民の会と島民ら12人に対し海岸で工事妨害した場合、1日70万円の支払いを命じる間接強制を決定。
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3/29
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相変わらず継続されている追加調査目的の発破作業中止を求め町道で座り込み抗議を行う。膠着状態が続いた後、中電は、今日は帰ると宣言したが、夜にこっそり作業を行う。
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4月〜6月
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地質調査のための発破作業は継続。
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9月
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炉心の下に位置する岩盤の強度を調べる地質調査のみ行われている。
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2012年1月
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特に大きな工事はなく、現状維持的保守作業をしているだけで、ガードマンが巡回するのみ。
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8月
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敷地内の保守作業を時々しており、通常はガードマンが巡回するのみ。
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田ノ浦の現状(2012年7月21日撮影)
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10月 |
中電が埋め立て免許延長申請を山口県に申請。山口県知事は「不許可」を明言。 |
2013年
3月 |
山口県知事が、埋立免許延長判断の1年先送りを表明。 |
8月 |
山口県漁協が、祝島で漁業補償金の配分案採決集会を予定したが、反対派の抗議で開催できず。 |
8月 |
反対派住民など45人が山口県知事に対し免許判断先送りによる損害賠償を提訴。 |
2014年 3月 |
山口県漁協が、祝島で漁業補償金の配分協議集会を予定したが、反対派の抗議でまた再開できず。 |
5月 |
村岡山口県知事が、埋立免許判断を再度1年先送りを表明する。 |
9月 |
祝島の反対派島民による 「原発反対島民デモ」が1200回を迎える。 |
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